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凄く小さなことですが

とっても小さなことなんですが、袋物の紐の先っちょが「キリッパ」というのがずっと気になっておりまして…
でもたいていは、袋物の残り布はない場合が多く、色を合わせるのが合わない先っちょを作るのが嫌だな~と思っていました。
が、ふと思い立ち、こんな風にしてみました。
凄く小さなことですが_f0149924_2146575.jpg

パターンは特になく、丸という事で、そばにあったマカロンのパターンの丸と、マカロン用の内側のパターン(小さな丸)を使いました。
全体です。
凄く小さなことですが_f0149924_21481341.jpg

太目ちゃんの紐だと、丸も大きく作らざるを得ないので、可愛くありませんが、美的にはなったように思います。
かなりきつく締めて、3個目の黒の先っちょが最も小さくなって、綺麗にできたかな~と思っています。
元々の形はこちらです。
最近、何だか地味な作業が続いています。
ただ、段々に物を次から次へとザクザク作るよりも丁寧にきちんと仕上げたい気持ちに駆られています。
それでも、はてなと思うところは、適当にとりあえず仕上げてしまいますが。

そのあたりがうまく自分の中で折り合って、物を作っていけるといいなと思います。
物を作る上では、100パーセントを求めて、完成しないのはいただけないし、かといって適当すぎるものも使っていて気持ちが悪いからです。

でも、思い返すと、いくら被服学科だったからと言っても、卒業後何年もたって初めて子供服を作った時、できたて半ズボンを息子がはいて(おむつの上)走ってきてきゅっと座ったら、お尻がビリっとなったのからすれば随分ましになったように思います。
あれから何十年、少し進化したんですね。
子供服はずいぶん、練習台になったなと思い返しても笑えるものがたくさんありました。
キット翌年にはサイズアウトしちゃうからできたことですね。(笑)

今でも着ながら直すところは変わりませんが…
こうやって愉しんで長く続けることが出来るといいなあ~

長く続けると言えば…
今日は、昼に実家で弟に歯を診てもらい、昼食を弟と父と母が不在の日だったので用意して、食べました。
私たちが進化するという事は父母世代は、歳を取るという事で、今日は父があまりいい感じではなく…
それでも週に3度はまだ診察を続けていくつもりでいて、弟との叱咤激励の会話が、実の親子でないとありえない罵り合い、言い争いにしか聞こえない会話でした。
ただ、そうして正面からぶつかり合って、何とか80になろうという父に出来る限り現役でいてもらおうという弟の気持ちも偉いな、大人になったもんだ~と思わずにはいられませんでした。

間に挟まって助けを求める父に、
本当に大事なことをいう人が一番厳しいのだから、助けないよ、助けを求める犬みたいな目をしないでね、なんて話していました。

祖父がなくなる前の年に、診察をやめてもいい?と言ってそこから急に体力が衰えてしまったのですが…
私たち兄弟は、とてもかわいがってもらっていたので、亡くなる前の年まで真っ白な髪で、細い足で歩いている姿を思い出します。
今の父の姿はとてもその祖父と似ていて、弟も辞めてしまったら…と思っているのかな~と思いました。

そこまで長く縫い物を続けられるかわかりませんが、いつまでも続けられるだけ愉しめたらいいなと思います。
Commented by kyoko at 2013-03-05 22:41 x
むーさん、こんばんは!kyokoです。
紐の先っちょ、可愛くなりましたね!思いもつかなかったです^^
私も最近は丁寧に本当に必要なものを作りたいな…と思い始めていたので、うなずきながら読んでいます。
、と言っても、新しいものに飛びついちゃうんですけどね・・・。
むーさんのソーイングは生活に根づいたものが多くて、他の人と何か違うな・・・といつも感心してるんですよ!
最近はもっと上手に色々作れるようになって、仲のいい人や家族に喜んでもらえたらいいなーという気持ちが芽生えてきて・・・。


一人暮らしの母の物忘れや、義父・義母の衰えに色々思うことが多いこの頃です。日々を大事に気持ち良く過ごしたいですね!
Commented by masako_texas at 2013-03-06 08:56
kyokoさん
おはようございます。
紐の先っちょ、できたときから気になっていて、このところパッチの本や作品を見るとファスナーの先とか紐の先にいろいろ工夫をされるものが多くあったので、見よう見まねでやってみました。
うんと固くなるくらいの方が、よいのかなと反省点も多々あります。

生活についていないものというか、役に立たない飾りを作るのが、飾り部分や手芸は好きですが、そのあたりが何だか気になっていて。
ついついなにか使えるものに目が向きます。
上手く作れるようになって、大事に使えるようになりたいなと思っているのですが、気持ちが続くわけではないんです。(笑)

父母の事、大事に、他の家族ともうまくと思っています。
Commented by meek6768 at 2013-03-06 09:07
むーさん、こんにちは。 細かい作業ですねー。でもこういう小さいところって案外目立つものですよ。 すごく可愛く変身しましたよね、先っちょ♪
実はむーさんの弟さんとお父様の事を読んで、うわー我が家と一緒、と驚いたところです。 私の弟は建具屋三代目で、祖父・父・弟と代が代わるのを見てきました。 すごいですよー、なにせ大工ですからね、罵声もデカい! ってやんでぇー!状態ですから(笑) 70代中盤の父も引退せずにチョロチョロしているんですよ・・・流石に老いてきて昔の様な怒鳴り声の勢いはありませんが、多分弟も辞めろとは言わないと思います。 一生建具屋さんをしていることでしょう。 遠く離れたアメリカでのほほーんと暮らしているのが、どうしても申し訳なく感じます。 弟と姉が市内に住んでいるので任せっぱなしです。 
今はスカイプやEメール、電話などで簡単に交流できるので大変ありがたいと思っています。
むーさんのお父様も一生歯医者さん♪
Commented by masako_texas at 2013-03-06 09:18
meekさん
おはようございます。
先っちょ、かわいいですか~。
ありがとう、嬉しいです。少し上手くなりたいな。

meekさんちも同じですか~
きっと本当の親子だからあの罵声に耐えられているのだと思います。
怖いけど、愛なんですよね。
そんな声を出しているより引退したらと言ってしてもらった方が楽なこともたくさんあると思いますが、祖父の事があるので弟も声をかけているんだと。

離れていると、そうですね。
でも、家族の状況を理解しているmeekさんをみなさん日本からもいつも思っておいでなのではと思います。
みなさん、一生その仕事の職人であってほしいですね。
Commented by suisui53 at 2013-03-06 09:26
むーさん、こんにちは!suuです。
紐の先っちょ、以前なにかの本で見てやっていたことを思い出しました。
娘が小さかった頃の袋物の先っちょはそうしていたような?
どの本で、どういうやり方だったのかは断片的にしか思い出せず(形はチューリップノつぼみのような?)思い出したら報告しますね。
自分もいい歳になっているのだから、気付けば親はもっと歳をとっているわけで、やっぱり老いを感じてしまう今日この頃です。
老いは誰でもやってくることなので、受け入れながら日々大切に生きていきたいものです。
Commented by masako_texas at 2013-03-06 10:40
suuさん
こんにちは。
チューリップ、懐かしいですね~
子供の小さなころ作ったけど忘れちゃった~
それを付けても素敵。
分かったら教えてくださいね。

そうですね、親を見ながら、日々を受け入れて大事にですね。
ちょっと何気ないことなんですが、心にきたので、じんわりと…
by masako_texas | 2013-03-05 22:05 | 縫い物小物 | Comments(6)