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着物からブラウス3

裁断をしました。
着物の中で、使える大きな部位は、前から後ろに続いている見頃です。
そのうち腋の下にあたる身八つ口の部分は、強度を上げるために手縫いとはいえ何重にも縫ってあるので、この部分は解くと穴とまではいきませんが、使いづらい部分になりますので、その幅を避けて裁断。
折りこんである部分があったとしても、色が変わる、折りの部分の強度が下がるなどの理由で、元の着物の幅よりも大きな幅では取ることが出来ません。
そして、お尻にあたる部分は、やはり強度を上げるために当て布がついているにもかかわらず、痛みがあるのでここは使えません。
意外に綺麗なのは、袖ですが、これも袖口などは汚れがあるので避けて断ちます。
なんてことを言っていると結構、裁断できる部位は少ないのです。

こうして古いものをほどいていると面白いことがあります。
見えますか?
元の物での紋のついている部位のようです。
着物からブラウス3_f0149924_1959463.jpg

5つ紋の物だと他にもあるかなと思いましたが、この着物全体ではこの箇所だけでしたので、もしかすると二つの着物を併せて作られたものかもしれませんね。

大きな部位は、通常と変えて後に回して、襟やそでの綺麗な部分から撮れる小さな部品から裁断を始めました。袖裏には、小さな穴がある部位をこんな風に当て布をしてありました。
着物からブラウス3_f0149924_2016100.jpg

袖は、1センチ短くしたいので、縫いしろ部分を折り返して裁断。
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布幅いっぱいですが、ここはなんとか全部使えそうです。
もう1センチ出したいところですが、縫いしろを少なく縫う事で出せるところだけを縫いしろを出して、後は取れるところで裁断。剥ぎを入れるよりもこの方が着やすいしきれいかな?
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前は、見返し部分を履いています。
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後ろは、幅が完全に足りないので、中央で剥ぎを入れました。
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後は、芯を貼って剥ぎ部分を剥いでから組み立てるように縫製になります。
その他、今回はリクエストで、くるみボタンという事でしたが、無事にくるみボタン分の布も確保できました。
お店に問い合わせたところ、1個100円という事なので、芯張りの時に芯を貼って、依頼しようと思います。
くるみボタン、自分でも作れますが、足のあるタイプは、どうもお店に依頼した方が丈夫で、洗っても剥げないので、オーダーしようと考えています。

何とか準備の段階が終了です。
by masako_texas | 2013-12-02 20:08 | リメイク | Comments(0)