人気ブログランキング | 話題のタグを見る

お片づけ14

もうこんな回数になってしまったこの話題。
段々、家族の在り方を考えさせられる毎週の出来事となりつつあります。
私は、旦那さんとの家族(子供と私達の4人)を基本形として同居の義母とという生活もありますので、実家には通常、年に数回行く程度にしていました。
今回は、父母が自宅が物が増えて住みにくいので片付けにという話ずっと毎週一回通っております。
お片づけ14_f0149924_22215247.jpg
これは今週、ちょこっと出てきた毛糸。
丁度こんなものがあったら欲しいと言っていた友人がいるのでそちらへ。

弟一家、もう一人の弟一家、独り者の姉、父母と考えると、私は「物を許可なく捨てない」という事を理解してもらい、信頼してもらえているのでまあ、何とかなっていますが…

父母は本当に、物と「さよなら」をするのが苦手。
今日はほかに、古いレコードを少しだけ引き取ってきました。
これは、父の好きなもの以外というジャンル。
本当は今はレコードプレイヤーすらないので、ぜんぶ引き取ってこようと思ったのですが、やはりそれは父自身がこれからどうやって過ごすか考えてもらい、自分で納得できるようにしてもらいたいと思うので、我慢して「考えておいてね。」と「デジタルデータにするために自分で取りこむ」か、「捨ててCDを買うか借りる」という選択肢があると説明して帰宅しました。
本やレコード、CDなどのお金になるものは、大体明細を出してガソリン代程度だと頂いていますが、思いのほか高くついたものは、持ち主に返していました。
なので今回もそんな風にする予定。
後は、DMとかいろんな紙類、なんで今まであるのかわかりませんが、たくさん見てもらっては捨てる分別をして引き取ってきました。

物にそれぞれの確定した居場所がなく、広いゆえにそれで済んでしまっていたので、そうなってしまったようです。
なので、何だかわかる範囲に、分かる量の物で暮らすという事が、分からないようです。
中々難しいですが、かれこれ10数回でようやく、危険が減る程度になってきました。

今しばらく続いて、家そのものを水場などを弟が出資して、直す計画のようなのですが…そんな風に「アリさんの歩み」の片づけなので、まだ計画そのものが進みが遅いようです。
家の中をいじるという事は、物を全部一回どけるという事が、漠然と頭に浮かばないようで…
片付けたものを、山にしてあったりと…前途多難です。

計画の方に進展や先行きが見えてくれば、お尻が決まりますので、物を選んで減らす作業以外にも全体が浮かぶのかもしれないですね。
ただ、私は、「家族の手」で、考えるのは一緒にする人の仕事なので、微妙な立場です。
凹んでくる捨てる作業も、父母は私が行かないと捨てずにどの山が要るのか要らないのか一見すると分からなくなっていたり…持って帰って来ないと次の週、全部ゴミの山から要るものとして家の中に入っていたり…です。
ただ、第三者に近い立場故、父母が一緒に触ることを許してくれているようで、先週ちょこっと姉と一緒にやったら、どちらからともなく、罵り合いのけんかになってしまい…片付けどころではなくなってしまいました。物と生活が結びついていて生々しいのでしょうね。

現在私が住んでいる家も、長い時間をかけて同じような片づけをして2世帯にして住んでいます。
改装中は、物を少しだけ捨ててトランクルームに預けて、残ったものを2年ほどかけて今回のようにほとんど処分しました。
果て無く続く、物の処分にめげそうでしたが、2年ほどで無事に終わりました。(ブログの始めの頃に義母やその前の代の布があるのはそのためです。しばし、このブログを立ち上げてからもあれこれやっていました。)
なので、自分の父母の事もいつか終わるとは思いますが…長いですね~

家族の在り方、歳をとるという事…父母もそんなにすごく前から物がたまっていたわけではなく、何かの折に忘れてしまいこんだものがたくさんという感じなのです。
どうしようもないものは、歳になってきたこの数年に溜まってきているものが特に多く、そのあたりが体力気力の問題が出てくる頃なんでしょうね。それ以外は、(服は除いて)大体きちんと箱や袋にしまってありました。仕舞い込んだ時間が長いのが問題ですが…
自分の家の物も、これが落ち着いたら…と毎回思って帰宅します。

今日は、仕事をしている弟にも、そこの連れ合いの妹、甥っ子にも会えましたし、帰りに母が頂いたというたけのこを(下ゆでしてあったので)もう一人の弟の家に届けることが出来、そちらの弟以外の家族にも会えました。
みんな、心配していますが、私自身がそうなのですが、物を捨てるとやはり「あれを捨てた」と言われるのです。
今住んでいる家の義母に今も言われるし、(7年以上前なのに!)実母にも…なのでどうしても義妹達には、「お尻が決まったらね…」と、言っています。
やはり、義母に言われ続けるのはとても苦しいので、義妹達には、自分の苦しいと思うことは経験してほしくないなと思います。
実際、以前母に冷蔵庫の腐りかけを捨てたと義妹は言われて、悩んでいましたしね。(言った母は、言ったことも忘れていました。)
ただ、やはりいずれ、全員集まって何とかしなきゃいけない時が近づいているなと感じます。
それは、弟が仕切ってくれることを…と思い、弟に「お願いしますね」と話していますが、こちらは水面下。
それもそれぞれの家族のスタンスがあるので…難しいですね。

どうなっていくのかわかりませんが、とりあえず毎週続けています。
生きているうちに、こんなに長い時間会う事は、もう人生の中でそんなにないと思うと、とても疲れますが何とかと思い毎度気力を振り絞って出かけます。様々、昔の話をしてくれます。何度も聞くこともあれば、初めてのこともあります。
ここまで続けてようやく、実母、実父に「あれこれ捨てた?と聞いていたけど、あれはここにあったからゴメンネ」と今日は言われました。少しものが減ってきて、「あそこもここも見ないとね」と言ってもらえるようになりました。少し、本当に少し進展です。
今まで、毎度父母に「捨てた~」というちょっと心の残った感じがあったのが、抜けてきた感があり、また来週も何とかやりましょうと思いました。

長い文章におつきあいいただきありがとうございました。




Commented at 2014-04-18 01:52
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by masako_texas at 2014-04-18 09:19
鍵コメさん
はじめまして。
お片づけは、こんなに長いシリーズになるとは思いもよりませんでした。
そしてこんなに私的な事を書いていてよいのかと毎回思うのですが、この頃年齢的に、周りの方のご両親の様々を耳にすることが多く、その皆さん悩んでおられますので、何かの参考になるかなと書いています。
お恥ずかしいですが、読んでいただいてありがとうございます。

娘や息子に迷惑にならぬ様、この後もがんばらなきゃですね。
少し、コメントに元気を頂きました。
来週もがんばります。ありがとうございます。
Commented by meek at 2014-04-19 08:23 x
むーさん、こんにちは。
今回もご苦労様でした。
むーさんの心の葛藤がうかがえます。 ご実家へ行かれる往復だって簡単ではありませんでしょ?? 廃棄物としてお預かりしてご自宅でごみとして出すのも大変です。
片付いてすっきりさっぱりという気持ちと無くなってしまって心が寂しいという思いが交差してしまうのでしょうね。
どんなものにも思い出がたっぷり詰まっている分、難しいのですよね。

8年ほどしか経っていない我が家でさえも、娘の部屋がぽっかり空いているという都合上、一時置き場がたくさんあって、困ります(笑)
Commented by masako_texas at 2014-04-19 12:33
meekさん
こんにちは。
私はそれでも、今回の事の主体じゃないし、日々は家にいないのでまあ何とか手になるために出かけています。

思い出とお別れするのは、老年になってくるととてもつらいのでしょうね。それが他の人にはゴミに見えていても…

我が家も丸7年同じところに住んでいますので、段々一軒家というのは物の置き場があるので、様々なものが増殖しています。
どこかおいておけるというのも困りものです。
娘が、息子が、困らぬ程度にこれが終わりましたら次は我が家のシェイプアップです。
by masako_texas | 2014-04-17 23:09 | seasonal | Comments(4)