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襦袢からうそつきのセット2

地味な作業になります。
自分の為に記録として細かい方法を残します。
先ず、襟をほどきます。
次に前身ごろの前部分の別布をほどきました。本当はこの部分は解くかどうか悩んだのですが、中に天竺木綿程度の芯地が入っていたので、一回解いて芯地を取り出して、縫い付けはミシンで、くける部分は手縫いで仕上げました。
これは取ってよかったかなと思います。他の家に有る裾除けと同じく柔らかな感じになりました。

これは袷の襦袢でしたので、一重にするかどうしようかと思ったのですが、痛みを考慮して袷にしました。
果たしてそれが正解なのかと言われるとわかりませんが…使用に耐える強度になったと思います。
左右のヒップ辺りに表裏ともに傷みがありましたので、その部分を縫い直しして、少しだけ小さくなりました。
各5ミリほどサイズが小さくなりましたが、今まで襦袢として使われていたものを裾除けとして使うのであれば、小さくなることは問題にななりませんし、2部式の襦袢として用いるのであれば、左右合わせて1センチ小さくなっても、有りがたい事に着付け様でいくらにも綺麗に切れるかと思います。
その後、繰り越し部分で切りました。
襦袢からうそつきのセット2_f0149924_19424943.jpg
画像にはありませんが、天竺木綿を、長さ260センチ、幅16センチにカットしました。
これは、裾除けのトップの部分になります。

アップです。
襦袢からうそつきのセット2_f0149924_19431056.jpg
どうやってつけるか、構造を考えています。
身体にじかに触る可能性のある物なので、縫いしろが体に当たらない方向でつけたいと思いますが…
何がいいのか…少し見ごろでタックを取ることになるのですが、どこでタックにするべきか…広げては悩みを続けています。
形は簡単なので、決めてしまえばすぐに縫えると思いますが…
実際のうそつきを広げては、悩んでいます。

今まで、何回か着物をほどいてきましたが、これは部分的に解いてまた形に戻すので、構造を考えつつ中で縫いしろをくっつけている仕付けを最低限外して、また閉じる時に再度しつけをかけてという作業をしました。
自分で襦袢を作る前にこの作業をして大変よかったと思います。
侮るなかれ、すごくよく出来ていて、裏がずれないようになっていますし、手縫いなので見えないようにウマ~くそういった縫いが入っていまあす。
大変勉強になります。

そして、うそつきの上部の部分の為に袖をほどいておきました。
左右を一応間違えないように印をつけておきました。
こちらは、半襦袢部分を縫う時にまた登場します。




by masako_texas | 2015-01-23 19:52 | 和裁お稽古 | Comments(0)